呉由美さんへ

僕が27歳、丸の内にある専門商社に勤めていたときでした。会社で出会った台湾人の同僚Kが退職して、台湾に帰国した後を追って同期の会社員Sと台湾に旅行しました。JTBのパックツアーで行ったのですが、現地のツアーガイドにキャバレーに強制的に連れて行かされPretty maids all in a low状態で選らだのが由美さんあなたでした。
時の流れに身をまかせ」をあなたの前で歌ったら、ほめてくれて嬉しかったです。
お笑いが好きなこと、中国の歴史をほとんどしらないこと、メモ用紙にあなたの名前を書いてもらったこと、童貞であることを告げるとびっくりしたこと、前日に日本人の客と寝たこと、
make loveしたあとで二人ベッドに横になって話し合ったこと(日本語できるんじゃん)をよく覚えています。寝る前にはじめてキスしたことも。
朝起きて同期のSくんが帰ってきたときに、あなたはシャワーを浴びていました。その時にキャバレーの人が入室して由美さんになにかを伝えましたね。そして別れの時がやってきてあなたは泣きました。由美さんがその日会う友人とのランチのためににお金をあげようとしたら拒んだこと。Can't buy me love.帰国したら母に悟られたことも。そしてマンションの電話にそちらから連絡があったこと。
あなたの顔がどうしても思い出せないこと。僕のセクシュアリティのトラウマです。また会えたら嬉しいです。